SF Symbolsのバージョン機能差分

p0dee
Jun 27, 2021

--

2019年に登場したSF Symbolsは、以降2020年、今年2021年と毎年アップデートが発表されている。その都度、新たにシンボルや機能が追加され、汎用性が年々高まっている点は開発者には嬉しいところ。

いっぽうで、OSサポートが最新のみであれば問題ないものの、過去のバージョンもサポート対象であれば、折角の新機能も使えないので注意が必要。実装者自身は、実装過程でXcode上でエラーになるので即座に気がつけるものの、デザイナーはSF Symbols.appにあるからと無邪気にデザインに盛り込んでしまうと、後でデザイン修正を余儀なくされるので、自分たちのアプリがサポートすべきOSで、SF Symbolsのどの機能が利用できるかは把握しておくべき。

今年WWDC21では、SF SymbolsのmacOSへのサポートも追加されたが、ここではiOSについてのみ扱う。

iOS 13 (SF Symbols)

iOS 14 (SF Symbols 2)

  • 2250以上のシンボル種別
  • Monochromeに加え、pre-renderedのMulticolorに対応
    (天気マークなどが、事前に色指定されるモード)
  • 参考: SF Symbols 2 / WWDC20

iOS 14 (SF Symbols 3)

  • 3100以上のシンボル種別
  • Hierarchical/Paleteが追加され、レンダリングモードが4種類に
    また、Multicolorのアクセント色が任意指定可能に
  • 参考: What’s new in SF Symbols / WWDC21

SF Symbolsは、シンボル固有の文字列によって実装上指定するのだが、対応OSに含まれないものは、文字列指定しても描画できないので要注意。必要に応じて、SF Symbols.appからテンプレートをエクスポートして利用する。

自分の使いたいレンダリングモードがどのOSに対応しているかは、SF Symbols.appのインスペクタから確認できる。

--

--